パナマ・タラマンカス農園・カツアイ・ウォッシュド 〈中深煎り〉 珈琲豆200g
¥1,900
レナシミエント地区の国立公園内で営まれるタラマンカス農園。4代目のディグナさんが育てたカツアイは、柑橘のような酸と乳酸の丸みが特徴。環境保全と品質追求を両立した未来志向のコーヒーです。
AREA Santa Clara
Altitude 1,350–1,400m
Process Washed
Variety Catuai
Producer Ms. Digna
Roastery munimal cafe
香り ◾️◾️◾️◽️◽️ | 酸味 ◾️◾️◽️◽️◽️
苦味 ◾️◾️◾️◽️◽️ | コク ◾️◾️◾️◽️◽️
原材料名:コーヒー豆
内容量 :200g
賞味期限:焙煎日より3ヶ月
保存方法:直射日光・高温多湿を避け、密閉容器に入れて涼しい場所で保存してください。
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・パナマの代表的な農園主、ガリード一家
1959年に創業したパナマのコーヒー会社、ガリードズ・コーヒー&エステーツ(GARRIDO’S COFFEE & ESTATES)。現在はホセ・デイビッド・ガリード・ペレスが経営しています。ガリード家はベスト・オブ・パナマ1位を取得したことのあるママ・カタ農園の他にもボルカンシト地区に1つ、アルト・リノ地区に2つ、そして今回のゲイシャ・ナチュラルを栽培しているエル・パロマール農園と5つの農園を所持しています。ガリード家は環境に配慮を大切にしながら植付から加⼯に⾄るまで、総合的な生産管理を行っています。
・ゲイシャ種の歴史
1930年代、コーヒー研究のため、エチオピア南西部のゲシャと呼ばれる地域で、コーヒーの原生林から収集されたいくつかチェリー付きの枝が採取されました。このうちの一つが今のゲイシャ種と呼ばれるものだったといわれています。その後このチェリーから育てられた苗は、タンザニアのリアムング研究ステーションに送られ、研究が進みます。さらにその後、1953年にコスタリカのCATIEセンターに苗が渡り「T2722」という品番が付けられ、さび病に耐性があるとの理由から、中米の各国で苗が育てられ始めました。レリダ農園のあるパナマでも1960年代にはゲイシャの栽培が始まりましたが、その当時は木の背も高く、枝も細く折れやすい、育てにくい豆として、農家さんたちには好まれず広まることはありませんでした。
また品質も決して良いとは評価をされませんでした。(これはゲイシャ種の栽培に適さない低地で栽培されていたためです。) それから約40年ほど忘れ去られていたゲイシャ種ですが、2004年に転機を迎えます。パナマのピーターソンファミリーが「ベストオブパナマ」のコンテストとオークションにゲイシャ種を出品したところ、その驚異的なフレーバーから非常に高い評価を受け、オークションでは過去最高の価格を破り、1ポンドあたり20ドル以上の値が付けられました。その後もゲイシャ種はオークションでは非常に高額な価格で落札され続け、このニュースは世界に広まって行きました。
焙煎直後の珈琲豆は、焙煎時に発生する炭酸ガスを多く含んでおり、豆本来の風味が十分に引き出されにくい状態です。珈琲豆の種類や焙煎度合いにもよりますが、焙煎後4日~7日程度で飲み頃を迎え、1ヵ月を過ぎると風味が落ち着き、まろやかさが増す一方で、フレッシュさは徐々に薄れていきます。時間の経過に伴う味わいの変化も、珈琲の魅力のひとつとしてお楽しみください。